シェムリアップ、マジで好き🇰🇭
カンボジアのシェムリアップに行きました。シェムリアップより、アンコールワットのある町って言った方がわかりやすいかな。
正直、バンコクとシェムリアップを往復しなきゃいけなくてめんどいなぁと思ってた(片道9時間のバスだから余計に)し、着いたときは「ど田舎だ…」と思ってた。
けど、着いて2時間後にはもうこの街に魅了されてた。
まず何より飯。夜について、お腹すいてたから近くの小さなレストラン(基本的にドアはない)に入って、宿の前にいた女の子に「カンボジア料理でおすすめある?」と聞いたらこれがでてきた。ロックラック。ステーキにライムと胡椒を加えたようなステーキソースをかけて頂く。見たらわかると思うけど、これがマジで美味い。ほぼ毎日食べてた。だって250円ぐらいなんだもん。
そして酒。ビールが約50円。水より安い。飲むしかない。てか飲みまくってた。東南アジア特有の薄いビールじゃなくてちゃんと苦味がある。聞いたとこによると、実は結局のところハイネケンらしい。
この店の看板娘ニックちゃん(18)がめっちゃ日本好きで、すごい話しかけてくれた。この街は観光の街ってこともあって、みんな英語がうまい。現地の子と話せたことでカンボジアの学校のこととか、街で面白いものとか教えてもらえた。
で、彼女のおすすめでナイトマーケットへ。昼間はほんとに何もないけど、夜は活気しかない。安い服屋、お土産がある。ここから少し歩くと有名な「パブストリート」へ行ける。
パブストリートは飲み屋街。アイスロールとかも食べれる。
ちなみにナイトマーケットからパブストリートへの道にある怪しげなマッサージ店がめんどい。
昼間はただのマッサージ店なんだけど、夜は露出の激しい女の子たちがアジア人男性に近づいてきて強引に連れていこうとする。最初は面白いけど、徐々にマジで鬱陶しくなる。
そしてこの街の醍醐味、アンコールワット。最初は日中に行く予定だったけど、アドバイスを受けて朝4:00起きで日の出を見に行った。これ、マジで大正解。ラッキーなことに晴れてくれて、本当に美しかった。正直これは言葉では説明しきれないから、実際に行ってみてほしい。
アンコールワット、アンコールトムはかなり歩くことになるから、日の出を見て、涼しいうちにまわっちゃった方がいい。結構疲れる。
それから、シェムリアップにきた目的でもある、ソルティーロアンコールFCの試合を見てきました。本田圭佑選手共同経営のチームで日本人も5人在籍。木暮選手は元アルビレックス新潟の選手。
試合は0-0だったけど、観客も結構いて、日本人とカンボジア人が共に応援してるのがすごく良かった。また機会があれば見に行きたいな。
シェムリアップ、5日間しか滞在できなかったけど、本当に大好きな街になった。また来よう。
バイクの海を渡る、ハノイ🇻🇳
ブログ全然書いてなかった。もうハノイいたの結構前のことになっちゃったから忘れてることも多いかもしれないけど、飛ばすのは嫌なのでさっと書く。
ベトナムにきてまずビビったのは車の運転。バスの運転手がもう、マリカーで免許とったんかってぐらいの荒らい運転をする。対向車線から車が来てようがお構いなしに、ぐんぐん追い越す。ほとんどチキンレース。
バスから降りてハノイの街を歩くと、次にビビるのがバイク。知ってはいたけど怖すぎる。他の東南アジアの国の交通が優しく思えるぐらいに危険度MAX。次から次にやってくるバイクの海でスペースを見つけて毎回決死の覚悟で渡る。
ただ交通に慣れてしまえば、そんなに悪い街ではない。
ハノイ旧市街や、そこから続くホアンキエム湖周辺の歩行者天国は、子供たちが思い思いに遊んでいてとても微笑ましい。声をかければ遊びに混ぜてくれる。オーアンクアンっていう石を使ったゲームや、バドミントンの羽みたいのを蹴って遊ぶダーカウをやってる人をよく見かけた。
また博物館も多い。ベトナムの歴史は決して明るいものではない。フランス統治時代の歴史やベトナム戦争など、知っておかなくてはならない歴史を学ぶことができる。ただもちろんのこと英語での表記なので、英語読むのが苦だとあんまり楽しめないかも。
女性博物館、革命博物館などカテゴリーごとに細かく博物館があるのが面白い。入場料も150円ぐらいと安いのも良い。
そしてなによりこの街で愛されてるのが「ホーチミン」おじさん。ベトナムを独立に導いた偉人として、至るところ、街角の小さな店にも写真が飾られている。ベトナムに行く前にもっと学んでおくべき人物だったなと後悔した。
ベトナムでは安く美味しいものを食べることもできる。
まずバンミー。フランスパン(フランス統治の名残)に色んな食材を挟んで食べるもので、安いものだと15000ドン、約70円で食べることができる。パクチーが苦手な場合は除いてもらうといいだろう。
そして定番のフォー。これは正直、スープが旨いなと思った。麺は、ラーメンいれたほうが美味い気がする。米の麺だと味が絡まんのよね。店の問題だったのかもしれないけど。
それからレールウェイストリートという線路沿いの道ではお洒落なカフェがたくさんある。このあたりは欧米人の旅人が多い。フォトジェニックな場所なので、女子旅とかで訪れるといいのだろうな。
ちなみにちゃんと列車も通るので、店員たちが騒ぎ出してホイッスルをならし始めたら店内に逃げないと轢かれます。
ハノイからバスで3時間ぐらいでいけるハロン湾もおすすめ。日本語ツアーだと値上がりしちゃうけど、英語ツアーなら4000円しないぐらいで、世界遺産をクルーズして、カヤックにのって、鍾乳洞見学ができる。
日本語ツアーのほうが楽だろうけど、英語ツアーで色んな国の人と仲良くなるのも面白い。バングラデシュのIT会社6人組や、ベトナムの他の街からきた人(めっちゃ優しかった)、全く英語がわからない中国人女性2人などバラエティーに富んでる。
中でも、サウジアラビア人のモハメッドとハッサム兄弟が年も近くて、仲良くなれた。ツアーのあとにそのまま飲みに行ったのは良い思い出。
お互いの大学の話をして(結局どの国でも大学生は飲んで潰れてる)、また互いの国で会えると良いなと。もし彼らが日本に来たら日本酒飲ませてみたい。
ハノイはこんな感じですね。そんなにたくさんやることがある街ではないけど、物価も安いし、歴史を学べる街でした。
ハイテク都市深セン、サッカーで有名広州
連絡はYahooメール(なぜか使えた)、ネットはBiglobeか捜狗(中国のweb)でしばらく生きてたから、VPNでGoogleからなにから全部使えるようになってほんとありがたい。中国旅にVPNは欠かせないね。無料体験期間だからお金かからないし。
てことで、今、中国の南寧にいます。少しブログが滞ったので深セン、広州をまとめて。僕の旅を全部書いてもつまらないと思うので、自分なりに大きかった出来事を。
まず深セン。元はただの港町でしたが、最近、ハイテク都市として有名になった場所。中心地は高層ビルだらけ。中心地から離れてもショッピングモールだらけです。
そんな街で泊まったのは発展前の名残の残る市場の中にある宿。市場からは生肉(鶏が死んだそのままの形で売ってる)、スパイス、フルーツ、野菜、ゴミと、色んな臭いが一気に鼻に押し掛けて来ます。
宿主はいい人でしたが、ベッドはほぼ板。マジで寝るときしんどかった。
この宿では日本人に会いました。昆明の大学に通ってる方で、名前はまささん。彼の紹介してくれた中国人のお友達二人を含め四人でご飯へ。頑張って英語で話して、大変だったけど楽しかった。
関係ないですが、まささんによると、中国のキャバクラはお触り、キスはOKらしいです。しかも中国人は奢ってくれるらしいです。
深センはそれ以外はあんまり東京と変わらないかな。発展しててもトイレだけは汚いんだなぁと思った。
次に広州。広州に来た目的はただひとつ。広州恒大。中国サッカーが見たかった。
広州は普通に都会って感じ。名古屋に例えられることが多いらしい。(名古屋行ったことないからわからん)。僕的にはうるささも込みで大阪っぽい?
中国ではサッカーよりバスケのほうが人気です。バスケコートたくさんあるし、レイカーズのユニをよく見ます。
けど、広州恒大は強いからめっちゃ盛り上がってた。例えるなら浦和レッズでしたね。試合もパウリーニョのハットトリックで4-1勝利。面白かった。チケットは170元と思ったより高くついたけど。
(中国リーグのチケット買うなら、基本はスタジアム周辺のダフ屋。ネットで買うには中国の番号の携帯持ってないとたぶん無理。)
広州について語れることはこんなもん。サッカーしかほぼ見てないから。宿に唯一いたもう一人のゲストA.D.B(アルジェリア人)とまさかの生年月日一致という奇跡が起きたぐらいですかね。彼のSNSの動画に出演してきました。
中国旅行を考えてる人のために、中国全般について言っておくと、英語は通じないと思った方がいいです。しかも日本人だと思ってもらえないから大変。急に英語話すと「は?」って顔されるし、"I am Japanese"すらわかってくれないし。
「うぉーしーりーべんれん」(合ってる?)が「私は日本人です」って意味らしくて、これを言うと多少わかってもらえるようになった。
ゲストハウスの宿主とかは多少英語が通じるけど、それ以外は基本、翻訳アプリとボディランゲージだね。
あと、クレジットカードが意外と使えない。Union pay?とかだと使えるみたいだけど、visa、master系でもダメって言われること多い。
だからWeChatいれとくといい。WeChatPayが日本のカードとかで使えるのかは詳しく知らない(Alipayは使える)けど、中国人と仲良くなったら確実にWeChatだし、WeChatPayの支払いが普通です。
街は基本的に発展してて、交通網も普通に整備されてる。地下鉄もあるし、セブンとかファミマとかもある。物価も安いから生活はしやすい。トイレだけは発展してないけど。
タバコ社会だからどこもかしこもタバコ臭いのと、街中で声が大きいのと、おじさんが腹出してるのと、バイクのクラクションがうるさいのと、列に普通に割り込んでくるのが少し嫌ですかね。
列の割り込みは、日本っていい国だなぁと思いました。
南寧についてはまた今度。南寧からはハノイに行きます。以上。
香港半日旅🇭🇰
今は中国にいるのでブログが書けないと思っていたのだが、VPNというものを使ってLINE、Twitter、インスタ、Google、全部使えるようになったので更新。溜めると書きたいこと忘れちゃいそうだからね。
7/11、珠海(マカオは宿が高すぎたので、宿は中国の珠海にとった。安くマカオを旅したい人はそのほうがいい。)をたち、珠海口岸から来たときと同じ橋を渡るバスに乗って香港へ。
香港を観光できるのはほぼ11日の午後だけ。本当はもう少し長くいたかったのだが、逃亡犯条例デモのこともあり、安全性を考えて日程を短くした。(香港・マカオの物価が高かったのもある。)
デモのイメージが今は強いかもしれないが、デモが起きてなければ普通の観光地だ。free Wi-fiが使えるショッピングセンターが多く、モバイルWi-Fiもsimもない僕にはありがたい。こういうとこで地図や乗り換え案内、バスの路線など必要な情報を手に入れておく。
まずはヴィクトリアピークと呼ばれる香港島で一番高い山へ。展望がよく、夜には百万ドルの夜景が見れることで有名だ。が、この日はあいにくの雨。霞がかったようなボヤけた景色しか見れなかった。
一人で夜景を上から見てても虚しいので、山を降り、香港の中心地にある重慶大厦(チョンキンマンション)へ。破格の安さだが環境は最悪の宿がある。一階はインド料理やタイ料理の屋台に、数々の両替所が。レートはかなりいいが、tokyo bizという店に明らかなインド人がいてもうカオスで怖い。
夜8時からのシンフォニーオブライツ(香港で毎日行われる夜景とレーザービームのショー。無料。)を見るために、早めの夕食をとる。美味厨という店で香港名物らしいポークリブ丼。これは普通に美味しかったのだが、それ以上にお茶が美味しかった。勝手に5ドルとられてたのは驚いたが。
夕食を終え、香港の著名人たちの手形があるアベニューオブスターズにいき、そこからシンフォニーオブライツを観賞。正直レーザービームと曲はそんなに凄くはなかったが、そもそも夜景が美しすぎたので一見の価値はある。毎日あんなショーをたくさんのビルと協力してやっているのは純粋にすごい。日本でもやれたら面白いのでは?
宿に帰る。本日のお宿はNew Lucky HouseにあるPandora Inn。鍵つきのロッカーもなく、シャワーはトイレとセット(結局シャワー出ず)、通るのも精一杯なぐらいぎゅうぎゅうに押し込められた二段ベッドの上。まさにパンドラの箱を開けたかのような悲劇の連鎖だ。エアコンの効きはよかったので寝るのは意外と快適だった。
7/12、深センに向かうのだが、その前にちらっと香港博物館へ(これも無料)。香港の歴史をざっと学ぶ。日本が香港を攻撃した時代の資料の前では複雑な気分になった。これからも平和にいつでも日本人が香港に行ける世界であってほしいし、自国のそういった歴史は忘れてはいけないと感じた。
というわけで地下鉄で落馬洲(らくまーちゃお?)に向かい、福田口岸から深センへ。
香港、次回はもっと長く、ちゃんといい宿に泊まって行ってみたい。
お金がないとイマイチ?なマカオ🇲🇴
7/9、香港国際空港に到着するやいなや、バスで港珠澳大橋を渡ってマカオに移動した。香港からマカオへはフェリーでもいけるが、バスのほうが圧倒的に安いので貧乏大学生にはこちらをおすすめする。約40分、汚い海を狭い座席から眺めるのはとても暇だが、安さは何よりも重要だ。
マカオではまずセナド広場を中心とする世界遺産巡りからスタート。元々ポルトガル領だったマカオには30もの世界遺産があり、欧風で可愛らしい建物が沢山ある。
が、正直イマイチだ。確かに単体ではかわいいが、その周りは雑多に汚いビルが立ち並んでいるし、建物の中も特になにがあるわけでもない。フォトジェニック以外の要素がほとんどなかった。
腹が減ったのでマカオ名物のエッグタルトを食べた。これは本当におすすめ。約130円であの美味しさは素晴らしい。沿道で試食させまくってるジャーキーも食べれば一食は浮く。
世界遺産巡りに飽きて、世界一高いバンジーで有名なマカオタワーに行ってみた。が、これもそこまで。バンジーはそれほど盛り上がってないし、なにより値段が高すぎる。バンジーしてみたかったが、貧乏大学生に5万は出せない。無料のVR体験だけさせてもらった。案内係のおっちゃんはとても陽気ないい人で、ずっと「日本人は強い心を持ってるでしょ!」と言っていた。
2日目はマカオといえばのカジノ。まずはカジノホテルを散策したが、これも貧乏大学生にはイマイチだ。パリやヴェネチアを模したホテルは確かに映えるが、建物のなかはブランドショップと子供向けレジャー施設。お金がないとやることがない。
そして遂にカジノ体験。220ドル(約3000円)を苦渋の決断で投資。バカラというマカオカジノ名物のギャンブルを選択した。よくわからないこともあって負け続け、残り70ドルになってから奇跡の連勝で230ドルまで挽回。プラスになったしカジノ体験できたのでやめた。お金持ちになってから来ないと、本当の意味では楽しめない。
マカオの夜景はすごく綺麗だった。パリジャンにあるエッフェル塔のライトアップは一見の価値がある。
と、マカオはこんな感じ。正直、お金がないとそれほど楽しめる国ではないかなと。スイーツ好き、インスタ映え好きなら違うのかもしれないけど。
アスレチックのある公園がたくさんあったことぐらいが驚きだったかな…
インスタ@handy_dragon.travelで写真が見れます。
旅の始まり
7/9、早朝。羽田発の飛行機で僕の旅は始まった。
期待も不安も寂しさも、すべてを含んだ複雑な感情だった。飛行機の窓から、半年間帰ることのない東京の街を見下ろして旅の始まりを自覚する。僕の日本への未練を断たせるかのように、白く厚い雲が東京の街を覆い隠した。
現在早稲田大学の4年生。本来であれば就活を終え、バイトをしながら、友達と卒業旅行の計画でもたてるようなそんな時期だ。そんな時期に僕は就活もせず、一人放浪の旅に出ることにした。
大学4年間というのはあっという間。なにもしていなくても気づけば就活がやってきて、気づけば卒業だ。かくいう僕も、自分なりに何かをやってきていたようで、本当にやってみたかったことが何もできていなかった。
僕がやってみたかったこと。それは放浪だ。ただ世界を旅して、世界の色んなものを見てみたい。大層な目的や目標があるわけじゃない。世界の色んな人に触れ、文化に触れる。それが僕の目的であり、僕を成長させてくれるはずだろう。
稚拙な文章になってしまうが、これから自分なりの旅の記録をここに残していこうと思う。そんなに長い文章にはしないので、読んでもらえると嬉しい。
タイトルは「Handy Midnight Express」。沢木耕太郎さんの放浪記「深夜特急」(僕が放浪に憧れた原点の本)に、僕のあだ名「ハンディ」を「貧乏大学生による手頃な旅」的な意味を掛けて付けさせてもらった。
お楽しみに。